早いもので今年も今日で終わりである。今年も私は時間が出来れば、否、時間を作ってでも読書に勤しんでいた。仕事を大事にして、一所懸命に働いたのは勿論だが、それと同じぐらい読書の時間も大事にしていた。生活の為には働く事は勿論なのだが、求道心を満たす事はそれ以上の価値があると確信している。自分を向上する方法は聞法しかない。耳から聞く。眼から聞くのである。今人、古人から聞くのである。聞き、自己を知り、愧じ、反省し、奮起し、実践する。それの繰り返しである。聞法をしない人に成長はない。絶対にない。
今年は同じ本を何度も何度も繰り返し読んだ。『広く学ぶ』より『深く学ぶ』一年であった。特に以下に列記する3冊を繰り返し読んだ。
・柳 宗悦著 『妙好人 因幡の源左』
・蜂屋賢喜代著 『歎異鈔講話』
・蜂屋賢喜代著 『樂法』
この3冊に私は慰められ、叱咤され、勇気づけられた。特に蜂屋賢喜代先生との出会いは私にとって至高の喜びであった。本物との出会いに勝る喜びはない。これからの人生においても、常に私の右には蜂屋先生の本が在します事であろう。
蜂屋先生との出会いが、2025年の私にとって一番の収穫であった。
皆様、今年も一年ありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
良いお年を。