ここんとこ爽やかで気持ちの良い天気が続いている。まさに五月晴れである。(4月やけど)。こんな天気の時は何処か旅行をしたくなるが生憎と言うか有難いと言うか毎日毎日仕事があり、私には旅に出る時間がない。行きたいところは山ほどあるが、まぁ、しょうがない。働ける時には目一杯働く。それで充実した気持ちになるのだから私は幸せな人生を送れていると思う。
ちなみに、先程行きたいところは山ほどあると書いたが、旬の万博ではない。断じてない。私はああいうところが大嫌いである。私の中では万博とは『科学の祭典』と定義している。科学は確かに大切ではある。科学の発達によって我々は快適に暮らさせて頂いている。が、これ以上の科学の発達は必要ないと思っている。目に見える世界を大切にするのと同様に、いやそれ以上に目に見えない世界を重んじる心を養い、大切にする必要があると常々感じている。科学の発達と人心の荒廃は比例する。VRの世界が普及すれば人は幸せになれるのか?車が空を飛べば快適な暮らしになるのか?我々庶民が宇宙旅行が出来るようになれば皆んな仲良くなれるのか?
んな訳ない。
毎日毎日多くの飼い主にしつけの指導をさせて頂いているが、ここでも科学の進歩の弊害を感じている。犬が発するサインに気付けない飼い主、犬に規律を教えられない飼い主がその例である。失礼を承知で書かせていただくが、そういう方々は技術やしつけ方云々以前に人間力を磨く努力から始めていただきたい。「じゃあお前はどうなんだ。」とお叱りを受けそうだが勿論私も努力精進をしなくてはならない。共に切磋琢磨である。
文明の力を享受しつつも、なるべく我慢できるところは我慢をする。具体的に言うと、食べ過ぎない、呑み過ぎない、吸わない、冷暖房になるべく頼らない、食品添加物を控える、テレビを見過ぎない(電磁波をなるべく浴びない)・・・等々。
そして、神仏に手を合わせる。
目に見えない世界に合掌する事である。
これらの事を3年続ければ自然と犬とおのれを律する力が身に付き、犬が発するサインに気付けるようになる。
犬の技術やしつけ法は枝葉である。
根っこをしっかり作りましょう。
共に頑張りましょう。