私の日常生活において読書は必須である。故に常に何かしらの本を読んでいる。で、今月読んだ本で是非とも紹介したい本がある。
門田 隆将著『大統領に告ぐ 硫黄島からルーズベルトに与ふる書』
大東亜戦争時における最も過酷な激戦地の一つに挙げられる硫黄島の戦いで、海軍トップの市丸利之助少将に関する本である。
市丸利之助少将の事は以前から知ってはいた。玉砕する直前に時のアメリカ大統領ルーズベルトに手紙を書いた方である。その手紙の内容が素晴らしく、初めて読んだ時は感動で胸が高鳴り、しょうがないぐらい涙が溢れた。『これほどまでに美しく、力強く、説得力のある文は読んだ事がない。』
以来、市丸利之助少将に関する良い本がいつか出版されないかなと思っていた。ついに、である。今月の5日に出版され、早くもAmazonでベストセラーになっている。こういう良書が広く読まれているという事がとても嬉しい。市丸利之助少将の書かれた手紙、それを英訳された若干20歳の青年、そしてそれを腹に巻いて突撃された将校。日本人の気概と誇りが詰まった奇跡のような実話。
一人でも多くの方に読んでいただきたい。
まだまだ残暑は厳しそうだが、皆さん頑張っていきましょう。