第132回 『突き抜ける』

2日前から犬をお預かりしている。部屋でフリーに出来るぐらい常連の子でもうかれこれ5年近くお付き合いをさせて頂いている。お預かりしている間は1日散歩5回、計4時間は運動に費やしているのだが、あいにくの天気でいつもより運動が出来ていない。台風の影響で雨ばかり・・・。来週の月曜日までのお預かりなので、それまでには天気が回復していつも通りの運動をかけてあげたいと思っている。合羽を着て、長靴を履いて散歩に行けばいいのだろうが、長靴で長時間歩くとドッと疲れるので不精をかましてしまっている。犬に対して申し訳ないとは思うが、私の晴耕雨読に付き合ってもらっている。

先日から、永田文昌堂という出版社から発行されている『清沢満之先生のことば』という本を読んでいる。

すごい本である。

清沢満之。

あの司馬遼太郎が『日本の名著百選』を選ぶ際に真っ先に名を挙げた人物として知られる人物。弱冠40歳という若さで亡くなられた方であるが、その生涯の功績の大きさは計り知れないものがある。自己とは何ぞや、人間とは何ぞや、生きるとは、死とは。生涯を懸けて追究され、そこから紡ぎ出される言葉に圧倒されてしまった。あり過ぎる説得力に感動し、雷が脳髄に落下して、肛門へ突き抜けるような爽快感で満たされる。これほどの本との出会いはそうそうあるものではない。

グループリーグを突破し、ブラジルとのトーナメント戦を控える日本代表の話題で世論は湧き立っているが、私は清沢満之先生との出会いで心が湧き立っている。

狂喜乱舞している。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です