ひどい恐怖症を抱えた犬のしつけに取り組んでいます。一匹は5才の柴犬、もう一匹は1才のペキニーズ。ちょうど同じ時期に開始しましたが柴犬の方が順調に進んでいます。踏切を渡れないとか、電車の音でパニックになる等色々ありましたがほぼ消失しました。飼い主さんがリードを持ってもちゃんと歩けるようになるのも時間の問題かなと思います。
一方のペキニーズはなかなか進歩しません(飼い主は別々です。)外を歩けるようにはなっているが、パニックの度合いはひどいし、少しの物音に対する恐怖心も相当なものです。なかなか鼻を使ってくれない。
狩猟本能の差は大事だな、と改めて思います。
犬は本来鼻を使う動物なので匂いを嗅がせる事がとても大事です。恐怖症克服の鍵の一つです。匂いを嗅がさない散歩を推奨しておられる専門家をよく見受けますが私は大反対です。また特定の場所を決めて匂いを嗅がせたり、排尿・排便をさせるやり方の専門家の意見にも大反対です。
人間に置き換えて下さい。スポーツのニュースだけ見たいですか?政治経済や芸能、グルメ、旅行、趣味と色々なニュースを知りたいという思いありますよね?犬も同じです。犬も犬世界の情報をたくさん仕入れたいんですよ。その為には鼻を使うしかない。
狩猟本能があまりないペキニーズ君が鼻を使うようになるか否か。
そこが進歩の別れどころ。