第78回 『自灯明』

先日、本気噛みしてくる柴犬のしつけ指導の為奈良県まで行ってまいりました。遠方なので普通は行かないのですが内容が深刻なので行かせていただきました。奈良県は私が修行時代を過ごした地なのでなつかしい気持ちになりました。問題の犬は1才半。ちょうど問題行動がひどくなり始める時期ですね。嚙む主張が強く、ハウスさせる時が特にひどく、ハウスさせようとしただけで噛みついてきます。エサやおやつを使ってなだめすかして何とか入れる事に成功しても後が大変。吠えるわ扉を開けようとすると手に噛みつこうとするわで、最近は部屋の中でフリー状態。しまいには物に執着するわで飼い主さんも困り果てていました。

問題行動の発生メカニズムと治す為の方法を指導し、次に犬と向き合います。約30分程で自分からハウスするようにし、ハウスの中でも穏やかになるようにしました。飼い主さんは犬の変わりように目をパチクリされ喜ばれましたが、ここからが本当の勝負です。努力を怠るとすぐに崩れます。再発します。根が深く、奥が深い問題なので一筋縄ではいきません。

しつけとは何でしょうか。

即答出来る方は一体どれだけおられるでしょう。

しつけとは

辛抱する事を教える事。

忍耐をする大切さを教える事。

かわいい愛犬、我が子に辛抱・忍耐を教える為にはどうすればいいか。

自分が辛抱する生活を送ればいい。

自分が忍耐をする日常を過ごせばいい。

辛抱が辛抱でなくなり、忍耐が忍耐でなくなった時、自然としつけが出来るようになる。自然と問題行動が消えていくようになる。

しつけとは

『楽しむもの』ではなく『愉しむもの』。

何も努力しないで向こうからやってくる『楽しみ』ではなく、努力に努力を重ねて自ら食い込んで行く『愉しみ』。

愉しむことが出来るようになった人にしつけに悩む苦しみは消え去るでしょう。

ちなみに

奈良県の柿の葉寿司は格別です。立ち寄られた際は是非(笑)。

 

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