第6回 読書の功徳

私は読書が趣味で、時間があればとにかく何かしらの本を読んでます。何かしらと言いましてもジャンルの幅は限られています。犬の行動心理関連の本、人生の指南書関連の本、健康管理に関する本、の三つです。ジャンルは限られてるので必然的に同じ本を繰り返し読むことになります。数年前まではありとあらゆる著者の本を読み漁るという感じでしたが、最近になり自分が読み込むべき本が定まり、ひたすら読み返すという読書スタイルになっております。「一偈一句といえどもそれを信じ、理解し、実践する者は真実の仏法者である。」というお釈迦様のお言葉にもあるように、自分に合う言葉や考え方をひたすら追究していく方が大事だと思うようになりました。

犬に関する本では「犬の行動と心理」という本をまた読み始めました。平岩米吉さんという方が書かれたこの本は大変古い物ですが、今もってまばゆいばかりの光彩を放つ素晴らしい本だと思います。一回目読んだ時よりも二回目、二回目の時よりも三回目と、理解の仕方や幅が広がっていくのが同じ本を繰り返し読む事の利点だと思います。

今回の読み返しによりまた新たな気持ちで犬と向き合っていける幸せを嚙み締めつつ、日々のなにげない仕事を大切にしてゆきたいと思っております。

訓練士たるもの、人間たるもの、一生勉強です。

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