第85回 『半分半分』

今月初めにジャパンケネルクラブ(以下、JKC)の義務研修会の為、松原市まで足を運んだ。3年振りの開催である。有名な訓練士を講師として招き、競技会の課目やドッグショー等のルールをダラダラと喋るのみ。1分が30分に感じる程くだらない、内容のうすい集まりである。行くだけ時間の無駄、お金の無駄なのでJKCの資格を返納しようかとも思うのだが、その度に師匠の顔が頭に浮かび踏みとどまる、という事を何十回と繰り返している。悲しませてはいけないなという思いにとらわれるのだ。

義理を重んじると窮屈であり、忠義の念が薄いと自己中心的になる。夏目漱石ではないがとかくに人の世は住みにくい。

世の中は無駄が多く、無駄な事で物事が進み、経済が回っている。自分もその車輪の一部だと達観するしかない。文明生活を享受するとはそういう事だと思う。

閑話休題、先日長い間音信不通だった飼い主さんから連絡があった。約1年半振り。『どうしてはるやろぉ。』としょっちゅう思っていたのでとても嬉しかった。今月下旬に行かせていただく約束を交わした。犬の状態を見たり、飼い主さんの近況を伺う事が今から楽しみである。

『世の中はいい事半分、いやな事半分』と尊敬する高僧の言葉を胸に残暑の日々を送っている。

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