第104回 『追慕』

今日2月12日は愛犬マックスが永眠した日、命日である。

あれから早や一年が過ぎた。マックスを思わない日は一日としてなかった。毎朝お地蔵様に手を合わせ、般若心経を唱える日課を七年間続けているが、その際私淑している偉人哲人の写真を立てている。一年前からその横にマックスの写真も鎮座しているが、偉人達にも遜色なく屹立している。誠に立派な犬である。

人は

死者の魂と真摯に向き合っている時に最も謙虚な気持ちになれる、と感じている。

祈りの力は絶大である。

祈りの功徳は絶対である。

資本主義や物質主義も必要な一面があるとは思う。しかし精神の世界をおざなりにすると取り返しのつかない方向に突き進むような気がしてならない。世界の時事問題がそれを如実に表しているように思う。というか取り返しのつかない方向まっしぐらなのではないか。

一人でも多くの人に祈りの習慣を取り入れてほしい。そうすれば少しは、ほんの少しは正しい方向に舵を切れるかもしれない。

私は毎日尊い死者の魂に励まされ、叱咤され、支えられている。

マックスの命日に記す。

 

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