第8回 「動物に対する敬意」

私の母の自宅には4匹の猫がいます。私は犬だけでなくこの4匹の猫からも日々癒されており、また学ばされております。「動物とのコミュニケーション術」は猫から学んだと言っても過言ではありません。

動物は我々人間と違い、言葉によるコミュニケーションは出来ません。エネルギーによってお互いの意思疎通を計っています。「この子はよく私の言葉を理解するのよ。」と仰る飼い主さんがいますが、厳密に言うと言葉ではなく言葉の背後にあるエネルギーを理解しているのです。

私の母は社交的な性格ゆえ来客が多いのですが、猫の反応を見れば相手がどういう人かだいたいわかります。落ち着きがなく騒々しい人か、穏やかで落ち着きのある人か。騒々しい人は動物に嫌われます。何故でしょう。それは野生の動物の世界では騒々しいエネルギーだと生き残れないからです。もしくは自分の群れに騒々しいエネルギーの個体が存在するとその群れは存続が困難になるからです。

野生の世界では騒々しいエネルギーを発しているのは子供だけです。騒々しい大人はいません。地球上に生かされている動物で騒々しい大人は人間だけです。その騒々しい大人達がこの地球、この世界の混乱を招いているんじゃないかと私はいつも考えています。ペットとして飼われている犬や猫達がその事を我々に示唆してくれている。私にはそう思えてなりません。

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