第108回 『日々挑戦を』

本日は6月30日。明日からもう7月である。今年も残り半分。センチな気分にならないのは充実した毎日を過ごせてる証拠だろう。嬉しい限りである。

懇意にさせていただいていた飼い主さんが自分探しの為に東京へ移住されたが、週一のペースで報告メールを送ってくれ、満足気な御愛犬の写メと共にエネルギッシュな文面から充実した生活が伝わり、ホクホクした気持ちにさせていただいている。人間は何才になっても自己研鑽に励むべきである。自己研鑽こそ人間の特権だ。

先月末から今月初めにかけ2週間とある犬をお預かりしていたが、とても良い経験をさせていただいた。非常に神経質で、興奮が早く、攻撃性もある。多大な時間とエネルギーを要する為になかなかに大変だったが、思い切ってお預かりの決断をした甲斐があった。私が犬を管理するとどのような犬でも穏やかになっていくのだが、その際私が意識している事を言葉で表現すれば『犬に一切権利を与えず、犬に対する義務を120点満点果たす。』である。広い意味での愛情は必要だが、細やかな愛情は一番最後でいいのだ。多くの飼い主は細やかな愛情を真っ先に与えている。批判覚悟で書くが、それは犬の為になっていない。私の考え方や接し方を厳しいと感じる飼い主さんは多いが、当の犬はそんな風に捉えていない。実に穏やかになっていくのがその証拠だ。犬はボスを求めている。道を示してくれる存在を求めている。癒しは二の次。むしろ癒しを求めているのは人間の方だろう。犬から癒しを求めるのであれば、まずは犬に対する義務を果たしましょう。

たっぷりの運動、明確な規律、安心できる寝床、水、エサ、静かな環境。

努力努力。

下半期も充実出来るよう、精進精進。

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